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経口補水液、飲みすぎに注意

  • Category: 健康
  • 2019.06.03

当ブログにお越し下さりありがとうございます。プラザ中田薬局、ブログ担当の近藤です。
暑さが日ごとに増し、梅雨入りがすぐそこまで来ているのを感じますね。


ここ数年、ドラッグストアなどで「経口補水液」を見かけるようになりました。


人間の体液に近い成分で作られていて、飲む点滴とも言われているようです。
一般的なスポーツ飲料よりも甘さが控えめな分、身体によさそうで安心感がありますよね。


しかし、
「じゃあ夏は汗をたくさんかくし、水代わりに毎日飲もう!」
は間違いです。


経口補水液にはスポーツ飲料よりも多くの塩分が含まれています。
メーカーに差はありますが、500ml1本には約1.5gの塩分が含まれています。
前回ブログのお話に繋がりますが、高血圧の患者様の目標塩分摂取量は1日6g未満です。
ということは1日量の4分の1ほどの塩分を摂取してしまう事になるのです。

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改めて、経口補水液とは
下痢・嘔吐・発熱や運動による発汗などによって、身体から失われてしまった水分やミネラル分を効率よく補給することを目的とした機能性飲料です。
これからの季節、脱水症状が心配されています。正しい知識を持って上手に活用したいですね。


当店でもOS-1 500ml、ゼリータイプの2種類のご用意がございます。
ご購入の際には薬剤師から上記のお話をさせていただいております。


参考:経口補給液の飲みすぎについては、水谷脳神経外科クリニックのブログで説明されていますのでご一読ください。

 

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水谷脳神経外科クリニック ブログ

https://mizutaninouge.eshizuoka.jp/e754050.html

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