調剤薬局をより身近に
やまうち薬局スタッフがブログを綴ります

熱中症 その2

  • Category: ご紹介
  • 2019.06.03

長い大型連休も終わりました。
有意義にお過ごしになられたでしょうか?
梅雨入りも近くなり、これからジメジメする季節が始まります・・・


前回は熱中症の 1.熱失神 と 2. 熱けいれん の事を書かせていただきました。
今回も前回の続きで熱中症についてです。


3.熱疲労
発汗による脱水と皮膚血管の拡張による循環不全の状態。
脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などの症状がみられる。


救急処置
スポーツドリンクなどで水分と塩分を補強することにより通常は回復する。
嘔吐などにより水が飲めない場合には、点滴などの医療処置が必要。


こまめな水分補給と水をかぶるなどで体温を冷やすことが大事!


4.熱射病
熱疲労が重症化した状態。過度に体温が上昇(40℃以上)し、発汗が止まり皮膚は乾燥、体内で血液が凝固して全身の臓器に障害が起きます。死に至ることもある危険な状態になります。


救急処置
救急車を要請し、速やかに冷却処置を開始。
30分以内に体を冷やす事が大事!冷やしながら救急車を待つ!

 

熱疲労の段階では・・・
①運動のペースを落とす
②水分・塩分を補給(自力で飲めない場合、点滴などで医療処置を行う)
③体を冷やす


などの対策・治療などで回復し、命に関わることはありませんが、熱射病まで体を酷使しますと、命に関わるので早急に救急車を要請し、体を冷却しなくてはいけません!


熱中症の事を知り、その対策になればと思い書かせていただきました。
少しでもお力になれたら幸いです。
次回もあと少しだけ続きを書きたいと思います。


これからだんだん暑くなってまいります。


体調を崩されないようお気を付けください。

190426_honten.jpg

タグ

記事検索