
2022.11.01
調剤薬局をより身近に
やまうち薬局スタッフがブログを綴ります
梅雨の季節になり、蒸し暑い日が続きますね・・・
さて、今回で熱中症について3回目となりました。
もし自分の周りで命にかかわる熱射病の人がいた時、少しでも対処法を知っているのと知らないのでは大きく違います。
もし命にかかわる熱射病になってしまった人がいたら・・・
*1◎ 氷水に全身をつける
バスタブなどがあればそれに氷水をはり、全身をつける。裸にしなくても良いです。固定してあげないと溺れてしまうのでちゃんと身体を支えること。バスタブなどに水をためているうちにどんどん時間が経ってしまうので、その間にホース等で身体に水をかけ続けると良い
〇 ホースで水をかけ、扇風機などで強力に扇ぐ
バスタブなどがない場合はずっと水をかけ続ける。気化熱で熱を下げるので、扇風機などで強力に扇ぐ
〇 冷房(強)のある部屋に移し、濡れタオルと扇風機で体を冷やす
室内の場合、冷房のある部屋で全身に濡れたタオルをのせる。タオルは絞らなくてもよいです。冷房は最強で!扇風機などで扇ぐ
△ 氷やアイスパックを頸・脇の下・足の付け根などの太い血管の上に当てる
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熱射病の場合あまりお勧めしません。とにかく体温を下げることが大切!!
救急車を要請し、冷やしながら救急車が到着するのを待つ!!
なかなかここまで重症な方に遭遇することはないかもしれませんが、重症な方は時間との勝負です。対処法を知っていれば助けられる命があるかもしれません。少しでも役立てれば幸いです。
これから本格的な夏が来ます。
熱中症に気を付けて、夏を楽しみましょう。
*1 良:◎ > 〇 > △:悪(熱射病による対処法度合)