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介護の日

  • Category: ご紹介
  • 2019.11.01

いつの間にか、めっきり日が短くなってきました。
朝夕も肌寒くなり、秋が一段と深まってまいりました。

 
みなさんは、「介護の日」という日があるのをご存知でしょうか?
毎年11月11日は「介護の日」です!
まだまだ認知度が低いこちらの記念日。実は私も知りませんでした・・・
少しでも知っていただこうと今回書かせていただきました。

 
「介護の日」が制定されたのは平成20年。当時の厚生労働大臣により制定されました。
11月11日になったのは、コンセプトである「いい日、いい日、毎日、あったかい介護ありがとう」のいい(11)日、いい(11)日から。
この日をキッカケにもっと多くの人に介護のことを知ってほしい、考えてほしい、大切にしてほしい、そんな願いで作られた日です。

 
介護の日の11月11日は語呂合わせという趣が強いものですが、介護の日の由来は厚生労働省が定めた趣旨に基づいた、とても真面目なものです。

 
介護の日の趣旨を列記すると
・高齢化などで介護を必要とする人が多くなっている
・それとともに介護に関する課題も多様化している
・介護サービスを利用する人とその家族の支援が必要
・介護の仕事に従事する人に対する支援が必要
・地域社会全体での支え合いや交流の促進が必要

 
こうした趣旨が由来となり、介護の日が設けられました。

 
2019年7月時点で要介護(要支援)の認定を受けている人の数は、全国で約6,648,760人。介護認定を受けていなくても自宅で家族等に介護されている方はたくさんいらっしゃるはずですから、実際にはもっとたくさんの方が介護されていると思われます。
そして、その周りにはたくさんの介護する方、支援する方がいらっしゃいます。
私たちの暮らしの中で介護はとても身近になってきました。
家族や友人、親戚、同僚などにも介護経験者や今現在介護しているという人もいると思います。
それほど一般的になった介護ですが、私たちの介護に関する知識や情報はそれほど多くはありません。
もし家族や自分が要介護状態になったら仕事はどうするのか。
どこでどのような生活をしたいのか。
認知症になったとき、心身はどのような状態で周囲はどのように接したら良いのか。
生活の手助けが必要になったらどのような介護や福祉のサービスがあるのか。

 
高齢者の方で今元気でもケガでの入院をきっかけに突然介護が始まるケースや若い方でも病気や事故などで介護が必要になるケースもあります。
そのように考えると、介護はとても身近な生活の一部となっており、前もって高齢者のこと、介護のことを知っておくことは大切なことなのです。

 
介護を自分の生活の一部として考え、備えておくことは介護生活の行き詰まりによる「介護離職」(介護で仕事を諦めてしまう事)の予防につながります。
実際に介護がはじまったときも先の見通しができるので、不安の軽減にもつながります。
毎年の健康診断で自分の身体のことを考えるように、11月11日の「介護の日」は、介護について家族で話し合うなど、「将来に備える日」にしてみてはいかがでしょうか。

 
季節の変わり目ですので、お風邪などひかれぬようお気をつけ下さい。

 

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