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おせち料理

  • Category: ご紹介
  • 2020.01.06

明けましておめでとうございます。

 

年が改まり、厳しい寒さの中にもすがすがしさが感じられる日々ですが お変わりなくお過ごしでしょうか?
今回はお正月に欠かせない【おせち料理】について取り上げます。 五穀豊穣と無病息災の神様"年神様"を迎えて健やかな新年を祝い 幸福を祈りながら食す縁起かつぎのお料理です。 鯛は"めで鯛(タイ)"と語呂合わせもあれば 海老は腰が曲がるまで長寿となるようにと見た目によるもの 蒲鉾は、半円が初日の出を連想させることができるような食材まで様々です。

 
そして、これらの品々が揃ったおせち料理は山の幸あり、海の幸あり栄養のバランスも良いのが特徴のひとつです。 それでは使われている食材の意味と共に栄養についてもご紹介します。

 

 
① なます:人参と大根。紅白でお祝いの水引きを彷彿とさせます。 人参には体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが含まれており 大根にはお餅など澱粉の消化を助けるジアスターゼが含まれています。

 
② 黒豆:大豆の一種。"まめ"に過ごせるようにと願いが込められています。 肌を美しくする良質なたんぱく質や、骨粗鬆症を予防するイソフラボン コレステロールを抑えるリノール酸、疲労回復を助けるビタミンBが豊富です。

 
③ 栗きんとん:美しい黄色は金運に恵まれるといわてれいます。 マッシュしたさつまいもには食物繊維やビタミンCが多く含まれています。カリウムやカルシウムが豊富にあるので、高血圧予防やむくみを防ぎ、便秘の改善に効果的です。

 
④ 田作り(ごまめ):鰯を田んぼの肥料として用いられていた事から五穀豊穣を祝うものです。 カタクチイワシにはDHA、EPAといった不飽和脂肪酸が含まれています。 DHAは、脳や神経組織の機能をよくする働きや、中性脂肪を 減らします。 EPAは、血液さらさら効果や、 動脈硬化の予防、高血圧の予防にも適しています。

 
⑤ カズノコ:ニシンの卵。多くの卵がある事から子孫繫栄の願いが込められています。 実は数の子に含まれるプリン体は、他のどの食品と比べてみても、ダントツに少なく EPA・DHAには、内臓脂肪や肥満予防に役立ちます。

 
おせち料理は日持ちがするように作られているので、塩分や砂糖をたくさん使っている料理が多く栄養が豊富と言っても、食べすぎてしまっては悪影響を及ぼしてしまいます。 腹八分目を目指して、ゆっくりとよく噛んで食べることで、より健康的なお正月を過ごすことが可能です。 寒さはこれからが本番です。どうかお身体を大切になさってください。

 

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