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マスク熱中症

  • Category: ご紹介
  • 2020.06.04

緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断できない状況です。
これから夏に向けて暑くなってくるなか、暑い時のマスクの着用には注意が必要です。
マスク熱中症」に気をつけてください。

 
マスクを着用すると、体の熱が放出されにくく、体内温度が上昇します。
その一方で、口の中は湿っているため、水分が足りていると錯覚して脱水症状を起こし、熱中症になる危険性があります。
まだ体が暑さに慣れていないことも原因の一つです。
日頃から水分が不足しがちな高齢者や水分を蓄える筋肉の量が少ないお子さんは特に気をつけてください。

 
マスクをつけての運動は熱中症のリスクを高まりますので注意が必要です。
スポーツ庁は感染防止のため運動時のマスク着用を呼びかけていますが、中国でマスクを着用したまま体育の授業を受けた生徒が死亡したとの報道があり、熱中症も懸念されることから方針を転換し、子ども同士の距離が十分にあり、換気が適切に行われていれば、着用は必ずしも必要ではないとする通知を改めて出したそうです。

 
環境省と厚生労働省が「新しい生活様式」における熱中症予防の注意点を公表しました。

 
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントは次の5つ
1.暑さを避けましょう
2.適宣マスクをはずしましょう
3.こまめに水分補給をしましょう
4.日頃から健康管理をしましょう
5.暑さに備えた体作りをしましょう

 
5月4日の専門家会議が提案した「新しい生活様式」では、新型コロナ対策として、「身体的距離の確保」「マスク着用」「手洗い」、そして「3密(密集・密接・密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。

 
熱中症を防ぐために次のポイントを守りながらマスクをはずすことを薦めているそうです。

 

・気温、湿度の高い中でのマスク着用は要注意
・屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
・マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宣マスクをはずして休憩を

 
熱中症の予防策について、喉が渇いていないと感じても時間を決め、こまめに水分を補給することが大切です。熱中症については、過去のブログ(2019年5月・6月・7月・8月)にも書いてありますので、もしよかったら読んでみてください。

 
夏にマスクを着用することは多くの人が経験のない事なので、いつも以上に体の変化に注意し、自分の身を守る事を心がけて下さい。

 

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