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茄子

  • Category: ご紹介
  • 2020.09.01

例年になく長い梅雨が明け、猛暑日が続く記録的な夏になりました。
皆様、変わりなくお過ごしでしょうか。
長雨や日照不足で供給量が減ったことで、夏野菜が値上がりしています。 夏に収穫のピークを迎えるきゅうり・トマト・なすは厳しい暑さに耐えるため多くの水分を含み、 緑・赤・紫など色鮮やかな皮で紫外線から身を守っているのが特徴です。 人間にも夏を乗り切るために必要な栄養素がたくさん詰まっています。 今月は、なすについて掘り下げてみました。

 
なすは、紫色の皮にナスニンと呼ばれるポリフェノールが含まれています。 ポリフェノールには抗酸化作用と呼ばれる、細胞の老化を防ぐ作用があり、肌のシミ対策や目の疲れに効くといわれています。 なすを皮ごと炒め物などに調理すれば、成分を逃がさずに摂取することができます。

 
種類が非常に多い上、地方によって伝統野菜など様々な特色があります。 一般によく出回っているものは、卵型や面長の「中長なす」です。 大きい「米なす」や、丸型の「丸なす」などがよく知られています。 また、20㎝~30㎝と非常に長い「長なす」や漬け物に用いる小さな「小なす」、色の白い「白なす」、緑色の「青なす」などもあります。
国内品種だけでもかなり沢山の品種が作られていますが、静岡にも有名ななすがあります。 遡ること江戸時代、徳川家康に献上していたと記録が残る「折戸〈オリド〉なす」。 初夢に見ると縁起がいいとも、家康が愛したともいわれる「一富士、二鷹、三茄子」のことわざのなすが「折戸なす」と言われています。 丸い形で果肉が緻密。原種に近いためトゲが鋭く、コクのある濃厚な味わいが特徴です。

 
なすはダイエットや体調管理にぴったりの食品ですが、栄養素が少ないので簡単に栄養価が失われてしまいます。 保存するときは個別にラッピングして、野菜室に入れておきましょう。 3~4日以内に使い切ってしまうのがおすすめです。 皮を剥かずに調理したり保管方法を工夫したりして栄養価を保ちましょう。 そうすれば美味しく食べられるだけでなく、健康面での魅力を引き出せます。

 
新生活様式の中ではマスク着用は欠かせませんが、密にならない距離が保てる場合にはマスクを外すなど、熱中症にどうぞご注意ください。

 

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