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突然の災害に備えて... お薬箱用意していますか?

  • Category: ご紹介
  • 2020.11.02

秋色がいよいよ深まり、夜長の頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?


日本は自然災害の多い国ですが、忙しい毎日の中で改めて防災意識を高める事は難しいかも知れません。
災害時に自分自身を守る"自助"は防災の起点です。
特に健康面で、災害の時には突然体調不良を起こし易くなるものです。そんな時に限って、週末でかかりつけ医が休診のケースも少なくありません。災害時において、病院は命にかかわる状態の方を最優先したり、医師が救護に向かい不在になる事があるので、治療を受けられるとは限りません。
非常時でも、自分の身体を守れるように、お薬をきちんと準備しておくことが大切です。
現代の便利な世の中では"必要な時にドラッグストアやコンビニで買えばよい"と考え、お薬箱を持たない家庭もあるかもしれません。しかしこれからは、"いざという時に使える"お薬箱の備えが大切になります。



常備薬として...


風邪薬・解熱鎮痛剤   疲れや寒さ、気温差などによる体力低下から風邪をひきやすくなります。
特定の症状に効果があるものよりも総合感冒薬を選ぶと良いでしょう。お子様のいる家庭では、顆粒やシロップ剤など子供用の風邪薬の用意が必要です。解熱剤と咳止めは違う薬だから同時に服用して構わないと思われがちですが、同じような作用の成分を含んでいる事が多いので、安易な飲み合わせは危険です。


胃腸薬・下痢止め   食事が不規則になったり偏ったりすると、精神的なストレスを受けて吐き気や下痢、消化不良など胃腸をこわすことがあります。
胃腸の消化を助ける薬と下痢止めを用意しておくと良いでしょう。胃腸薬はいろいろな働きをもつ成分と組み合わせて作られているため、心臓や腎臓に障害がある方や高血圧の方が服用できない成分が含まれている薬もあるので注意が必要です。


消毒薬・化膿止めの傷薬   壊れた建物やガラスの破片などでケガをすることがあります。
スプレー式の消毒薬は傷口を洗い流す事が出来るのでおすすめです。傷口が乾いたらきれいなガーゼをあて保護しておくことで治療していきます。傷が深い時や化膿した場合は、抗生物質や化膿止めが必要になります。医師や薬剤師に相談しましょう。


うがい薬   ほこりなどで喉が炎症をおこすことがあります。


湿布薬   捻挫や環境の変化による肩こりや腰痛になることがあります。


その他にも眼鏡入れ歯常用薬のメモ(お薬手帳のコピー)があると便利です。


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