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金柑

  • Category: ご紹介
  • 2021.03.01

日増しに春めいて暖かくなってまいりました。
とはいえ朝晩はまだ肌寒い日が続きますが、体調など崩されていませんでしょうか?


先日、キンカンをたくさんいただきました。
生のままでも甘くとてもおいしかったのですが、たくさんいただいたので甘露煮を作りました。
甘くて中がとろとろで、とてもおいしくできあがりました。


キンカンの果実は強い酸味があり、皮にはさわやかな香りと甘味があって、丸ごと生で食べます。
生のままでは、酸っぱいという方には、甘く煮るのもお勧めです。
実だけでなく煮汁をお湯で割って飲むとおいしいし、体が温まります。
体が温まることで新陳代謝や免疫力を高める効果も期待できます。
しかし、甘さ控えめで煮たとしてもわたの部分も一緒に煮るため、かなりの糖分を吸い込んでいますので、おいしいからと食べ過ぎには注意してください。


キンカンは実よりむしろ皮のほうに栄養があります。
皮の部分にはビタミンCカルシウムが豊富で、実の部分にもビタミンA(カロチン)B1B2Cカルシウムカリウムナイアシンなどが含まれています。


咳、喉の痛みの緩和

ヘスペリジンビタミンCには、喉の粘膜の炎症を抑えたり、回復させるはたらきが期待できます。


美容効果

ビタミンCはコラーゲンの生成に関与し、ビタミンCビタミンEヘスペリジンなどは抗酸化作用をもつ成分で老化の原因となる活性酸素を取り除く働きがあり、アンチエイジング効果が期待できます。


ヒーリング効果

柑橘系の芳香成分には、蓄積されたストレスを軽減させ、気持ちを落ち着かせる働きがあるとされています。


生活習慣病予防

キンカンの皮には、ヘスペリジンという成分が多く含まれていて、毛細血管を強化したり、血中コレステロール値を改善する効果があります。
このため、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞など、生活習慣病の予防に期待されています。


腸内環境の改善

キンカンは皮ごと食べられるため、食物繊維をたくさん摂ることが出来ます。
食物繊維には、腸内の動きを活発にして便秘を改善したり、腸内の善玉菌を増やす働きがあり、お腹の調子を整えるのに効果的です。


歯や骨の強化・骨粗しょう症の予防

キンカンには多くのカルシウムが含まれており、骨や歯を強化する働きがあります。
骨や歯の成長や骨粗しょう症予防などに効果的です。


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おいしいキンカンを旬の食べ物として今の時期味わってみて下さい。
コロナは少しずつ落ち着いては来ましたが、まだまだ油断はできません。
引き続き予防を心がけて下さい。

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