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定期的に検診を受けましょう

  • Category: 健康
  • 2021.04.02

桜の花も咲きそろい、すっかり暖かくなりました。


先日、ニュースで気になる事を言っていました。
コロナの影響で検診を受ける人が3割減っている。
そのため、今までは年間12万人のがんを見つけていたが、検診を受ける人が減ったため1万人超のがん未発見の人がいる。
がんと診断された場合、進行している状態で見つかる事が前よりも多いと...。


さて、4月9日は「し(4)きゅう(9)」(子宮)と読む語呂合わせから子宮頸がんを予防する日だそうです。 子宮頚がんは、子宮の頸部(入口)にできるがんで、最近では20~30歳代の若い女性に急増しています。


子宮頸がんの症状
初期の子宮頸がんはほとんど自覚症状がありません。 しかし、がんが進行すると月経でないときの出血や、茶褐色、黒褐色のおりものが増えたり、月経の量が増えたり長引いたり、下腹部、腰が痛むなど少しでも気になる症状があれば医療機関に受診して下さい。


子宮頸がんの原因

子宮頸がんは高リスク型HPV(15タイプほど)と呼ばれている一部の発がん性ヒト・パピローマウイルス(HPV)によって引き起こされます。このウイルスは性交渉により感染します。性交渉の経験がある女性なら誰でも感染したことがあると考えられています。


感染から発症まで

子宮頸がんは発がん性ヒト・パピローマウイルス(HPV)の長期間の感染が原因で引き起こされます。しかし、感染したからすぐに子宮頸がんになるわけではありません。ほとんどの感染は一時的で、HPVは自然消失します。しかし、まれにHPVが消えずに感染が長期化(持続感染)し、細胞の形態が変化を起こす前がん状態(異形成)が長期間にわたってみられることがあります。
異形成になってからでも、細胞変化の程度が軽い場合は途中でHPVが消失し、異形成も自然に治癒します。
異形成の程度が進んだ病変の場合は、ほっておくと子宮頸がんにまで進行する場合がありますが、定期的に検診を受けていれば、確実に異形成の段階で発見することができます。


子宮頸がんは、発病する前に発見することができるので、定期的に検診を受けることが重要です。


年間約9800人が子宮頸がんにかかり、そのうち約2700人が死亡しているそうです...。
定期的に検診を受けるようにしましょう。
春とはいえ朝晩はまだ冷え込む日もありますので、お体には十分お気をつけください。


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