調剤薬局をより身近に
やまうち薬局スタッフがブログを綴ります
風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節となりました。
今年のゴールデンウィークも昨年に続きコロナの影響でなかなかお出かけできません...
早く落ち着くことを願っております。
肌や髪の毛などにダメージを与える「紫外線」。
夏が一番強いイメージがありますが、5月は紫外線のひとつである「UVA」が最も強く降り注いでいる時期です。
紫外線には、3つの種類があります。
UVA(紫外線A波)は肌の奥まで届く
UVAは、太陽光線の約90%をしめる紫外線です。
波長が長いUVAは、肌の奥までゆっくりと浸透してコラーゲンを破壊します。
UVAを長い時間浴び続けるとシワ、たるみの原因となってしまいます。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているため、曇りの日も、屋内や家の中でも対策が必要です。
UVB(紫外線B波)は肌を赤くする
UVBは、太陽光線の約10%をしめる紫外線です。
割合は少ないですが、その有害性は高く、肌への影響もとても強いものです。
日焼けで肌が真っ赤になるのはUVBが原因です。
UVBは肌表面の細胞を傷つけ、炎症を引き起こして、日焼けやシミ・そばかす、乾燥肌など、多くの肌トラブルの原因になります。
UVC(紫外線C波)はオゾン層に吸収されて地表まで届かない
しかし、地球の環境問題によりオゾン層の破壊が進み危惧されています。
最も人体に有害な紫外線です。
紫外線による影響を少しでも防ぐためには、UVAとUVBをブロックする日焼け止めを使って予防しましょう。
日焼け止めにはSPF・PAという表示があります。
SPFは肌表面にダメージを与えるUVBの影響を防ぐ時間を表しています
1〜50+までの数値は、サンバーン(肌が赤くなったり水疱ができる症状)を起こすまでの時間を何倍に延ばせるかの目安を表します。
たとえば、何もしなければサンバーンが起こるのに20分程度かかる人が、SPF30の日焼け対策アイテムを塗った場合、20 × 30 = 600分、約10時間日焼けを遅らせるということを表しています。
なので、数値が高いほど防御効果があります。
PAは肌の深くに届くUVAを防ぐ強さを表しています
「+」が高いほど防御効果があります。
日焼け止め選びで大切なのは「どのくらいの時間、紫外線を浴びるか」ということ。防御効果が高いほど肌の負担も大きくなります。
生活スタイルに合わせて使い分ける事が大切です。
帽子やサングラスなどを積極的に取り入れて、上手に紫外線対策をしましょう。
過ごしやすい季節とはいえ、ご無理をなさいませんようお体にお気をつけください。