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紫外線

  • Category: ご紹介
  • 2021.05.07

風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節となりました。

今年のゴールデンウィークも昨年に続きコロナの影響でなかなかお出かけできません...

早く落ち着くことを願っております。


肌や髪の毛などにダメージを与える「紫外線」。

夏が一番強いイメージがありますが、5月は紫外線のひとつである「UVA」が最も強く降り注いでいる時期です。

紫外線には、3つの種類があります。


UVA(紫外線A波)は肌の奥まで届く

UVAは、太陽光線の約90%をしめる紫外線です。

波長が長いUVAは、肌の奥までゆっくりと浸透してコラーゲンを破壊します。

UVAを長い時間浴び続けるとシワ、たるみの原因となってしまいます。

雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているため、曇りの日も、屋内や家の中でも対策が必要です。


UVB(紫外線B波)は肌を赤くする

UVBは、太陽光線の約10%をしめる紫外線です。

割合は少ないですが、その有害性は高く、肌への影響もとても強いものです。

日焼けで肌が真っ赤になるのはUVBが原因です。

UVBは肌表面の細胞を傷つけ、炎症を引き起こして、日焼けやシミ・そばかす、乾燥肌など、多くの肌トラブルの原因になります。


UVC(紫外線C波)はオゾン層に吸収されて地表まで届かない

しかし、地球の環境問題によりオゾン層の破壊が進み危惧されています。

最も人体に有害な紫外線です。


紫外線による影響を少しでも防ぐためには、UVAとUVBをブロックする日焼け止めを使って予防しましょう。

日焼け止めにはSPF・PAという表示があります。


SPFは肌表面にダメージを与えるUVBの影響を防ぐ時間を表しています

1〜50+までの数値は、サンバーン(肌が赤くなったり水疱ができる症状)を起こすまでの時間を何倍に延ばせるかの目安を表します。

たとえば、何もしなければサンバーンが起こるのに20分程度かかる人が、SPF30の日焼け対策アイテムを塗った場合、20 × 30 = 600分、約10時間日焼けを遅らせるということを表しています。

なので、数値が高いほど防御効果があります。


PAは肌の深くに届くUVAを防ぐ強さを表しています

「+」が高いほど防御効果があります。


日焼け止め選びで大切なのは「どのくらいの時間、紫外線を浴びるか」ということ。防御効果が高いほど肌の負担も大きくなります。

生活スタイルに合わせて使い分ける事が大切です。

帽子やサングラスなどを積極的に取り入れて、上手に紫外線対策をしましょう。


過ごしやすい季節とはいえ、ご無理をなさいませんようお体にお気をつけください。


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