
調剤薬局をより身近に
やまうち薬局スタッフがブログを綴ります
日に日に秋が深まる季節となり、朝夕は寒くなってきました。
先日、かぼす?すだち?をいただきました。
いただいた時は覚えていたのですが忘れてしまいまして...(笑)
調べてみました。
と、いうことで今回のテーマはかぼす・すだちです。
かぼすとすだちの違いはわかりますか?
一番わかりやすいのは大きさです。
かぼすは1個100から150gとテニスボールくらいの大きさで、すだちは1個40gと小さく、ゴルフボールくらいの大きさです。
私がいただいたのは、ゴルフボールくらいの大きさなので、すだちでした(笑)
特産地も違うんです。
かぼすは大分での生産が9割以上、すだちは徳島での生産が9割以上も占められています。旬は8~10月までですが、収穫時期は7月中旬から11月上旬までのようです。
すだちはさわやかな香りにさっぱりとした酸味で、かぼすは香りは控えめで、爽やかな酸味です。香りのすだち、酸味のかぼすだそうです。
かぼすもすだちも一度に使う量は少ないため、摂取できる栄養は少ないですが、いずれもビタミンCやクエン酸、カリウムを含んでいます。
ビタミンCは美肌作用・免疫力アップ・老化予防などに効果があると言われています。
それに、吸収率の低い鉄の吸収を助けてくれます。
クエン酸には疲労回復の効果も期待できます。
カリウムは体内のナトリウムを排出するのを助け、血圧を下げる効果も期待できます。
すだちにしかない成分「スダチチン」
スダチチンはすだちの果皮に含まれる成分で、ポリフェノールの一種です。
近年の研究では、スダチチンには糖質の代謝を助けて体重増加を抑制したり、がんの発生を抑制したり、といった作用があり、糖尿病やがんなど生活習慣病の予防・改善に効果が期待できることがわかっているそうです。
スダチチンは、皮をすりおろしてトッピングにしたり、ごはんに混ぜ込んだりして、料理に活用することで摂取することができます。
搾る際の注意点
すだち・かぼすを搾る際は、半分にカットした断面を上に向けて搾りましょう。このように搾ることで、皮の栄養や風味も一緒に搾ることができます。断面を下にして搾ると、種がたくさん落ちてしまいます。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。