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オーラルフレイルをご存知でしょうか?

  • Category: 健康
  • 2021.11.01

暦の上では立冬が近づき、めっきり日脚も短くなってまいりました。
11月8日は、いい歯の日です。
80歳になっても20本以上自分の歯を残そう』8020運動によって、健康な歯を保つ
予防歯科の観点が深まり、虫歯や歯周病によって歯を喪失する高齢の方が減少しました。
さらに最近では、オーラルフレイルの予防が全身の健康に寄与すると言われています。


社会に少しずつ浸透してきたオーラルフレイルという言葉をご存知でしょうか?
オーラル(口腔)フレイル(虚弱)をあわせた造語で
加齢により噛む・飲み込む・話すための口腔機能が衰えることを指し、早期の老化のサインとされています。
噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。


コロナ渦で自粛生活が長期化しています。外出の機会が減り人との会話が少なくなり、
運動不足になることでオーラルフレイルが進行しやすくなっています。


オーラルフレイルは大きく4つの段階に分けられています。


①レベル 歯磨きなどのケアに対する関心が低くなる
②レベル 噛みにくい・むせやすい・口臭がある・滑舌が悪くなるなど些細なトラブルがある
③レベル 飲み込みが悪くなり誤嚥性肺炎を起こしやすくなるなど機能低下が起こる
④レベル 口から栄養が取れなくなり食べる機能の障害が起こる


お口のトラブルチェックをしてみましょう。


□ 食べこぼしがある
□ かたくて噛みにくく感じる
□ むせ込みが増えた
□ お口の渇きが気になる
□ 会話中に舌が引っ掛かる
□ 食欲の低下


チェック項目にあてはまるものがあれば、かかりつけの歯科医に相談しましょう。


健康に長生きするためにも、お口の些細な衰えを早い段階で気づき予防・改善することが大切です。



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